岡山市立大元公民館で、サルパを開こうと思ったのはナゼですか?

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こんにちは。フードサルベージの平井です。

昨年9月に、「公民館の講座でサルパを開催したい」と

一通のメールをいただいたのがきっかけで、

岡山市立大元公民館の木原文代さんとの

メールでのやり取りがはじまりました。

テレビで取り上げられたサルパの様子を見て、

興味を持っていただいたそう。

木原さんは、「仕事をしていたり、

子育てや介護中だったりで、

食材を買い込んでは期限切れで捨てる、

という悪循環に陥りがちな20〜60代の方たちに、

楽しみながらフードロス削減に

取り組んでもらえるのでは」と思ったとおっしゃいます。

 

今月1月の末には、早速1回目のサルパを、

公民館で開かれるそうです。

 

開催の様子はまたあらためてうかがうとして、

サルパをやってみよう、と思ってくれた経緯を

とにかく、どうしても知りたくて、

木原さんにはインタビューという形で、

お話をうかがいました。

 

平井

大元公民館の主催講座として

「サルベージ・パーティ」を企画された木原さん。

サルパをテーマにしようと思ったのはなぜですか?

 

木原さん

岡山市の公民館では、市民と一緒に

エコ生活意識を高めるための学習講座を開催していて、

食品ロスを減らすこともテーマの一つとして

取り上げています。

 

しかし、これまで学んできた食品ロスの取り組みは、

時間と手間をかけなければならないことが多かったり、

日々の努力の積み重ねを求められたりと、

現代社会の忙しさに追われる人たちには

馴染まないのではないかという思いがありました。

学んだことを実践できずに

ストレスや罪悪感を感じてしまっては辛いですよね。

 

その点サルベージ・パーティだと

「食品を活かしきれない」という後ろめたさが

少し解消されるだけでなく、一人ではお手上げなことも

同じ悩みを持つ人が集まれば「パーティ」ができて

その場を楽しむことができるというので、

大変お得な感じがします。

ぜひ多くの人に紹介したいと思いました。

 

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平井

木原さんは、どこでサルパの存在を知りましたか?

最初のサルパに対する印象を聞かせてください。

 

木原さん

テレビ番組でサルパが紹介されていたのを見て知りました。

ネーミングに「パーティ」とつくだけで若い世代が集まる

楽しいイメージを持つことができましたし、

一般の料理教室とはちがって、シェフがアイディアや技を

披露してくれるのがとにかく楽しそうでした。

楽しみながらできる取り組みを探していたので、

これだ!と思いました。

 

平井

いままで大元公民館で行われてきた講座は

たくさんあったかと思います。いつもどのような雰囲気で

開かれているのですか?勝手なイメージなんですが、

公民館の講座というと、周りに住まれている方や、

地域の方が、アットホームな雰囲気で集まるイメージです。

 

木原さん

そうですね、大元公民館は地域の方々から

とても親しまれている社会教育施設です。

自主運営のクラブ講座が70件あり、熱心な文化芸術活動が

繰り広げられています。自治組織の活動も盛んで、

年間をとおして様々な会合や行事が行われ、

子どもからお年寄りまでが幅広く利用しています。

 

公民館主催の学習講座は、単発のものも含めて

年間30講座近く開催しています。

職員が単独で企画する場合と、地域住民と一緒に

委員会を設けて計画する場合があります。

 

大切にしているのは、学習をとおして人と人とが

つながることです。多様な人と学び合い活動することが、

お互いの立場を理解した上での行動へとつながり、

地域や社会にとって有益な影響を及ぼすようになる、

そんなことを期待しています。

 

なんだか固い話になってしまいましたが、

実際の講座はワークショップや茶話会を取り入れて、

自由な雰囲気でワイワイガヤガヤ楽しくやっています。

 

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平井

岡山市のなかで、いまフードロスにまつわる

意識みたいなものは、出てきていますか?

木原さんの周りで見かけられる小さなアクション、

聞かせてください。

 

木原さん

岡山市の公民館は37館ありますが、

ゴミ減量の一環として家庭から排出する食品ロスを

減らそうとする学習講座をよく行っています。

身近なところでは、

「冷蔵庫の整理法を学んで、

食材が無駄にならないように気をつけよう」とか

「食材をまるごと活かして、

食べるエコ調理法を教えてもらおう」というような

個人レベルでできることを市民が学んで実践しています。

 

最近ではフードバンクの方にお話を聞いて、

フードバンクが求められている社会的背景を知り、

自分たちにできることがないかを考えるような

学習も広がっています。

 

平井

最後に。私たちは、もっともっと東京以外でも

サルパが開かれたらいいな、と思っているんです。

そのために今、各地の方たちと

連絡を取らせてもらっています。

岡山県でもサルパが1つでも多く開催されたらいいな、

と思っているのですが、できそうですかね。

各地で、そして岡山でサルパが開かれるための「ヒント」を

木原さんから聞かせていただけたら嬉しいです。

あつかましいですが 笑

 

木原さん

地方で、となると土壌開拓のためにも

メディアでもっと情報発信していただくのが一番ですね。

残念ながら岡山でのサルパの認知度は非常に低いです。

世代に関係なく多くの人が同時にサルパの情報を得る機会を

新聞やテレビなどで提供してほしいです。

新しい概念に興味を持つ人は必ずいます。

興味が広がってニーズになれば、

行政や教育機関が主催して事業展開することも

不可能ではないと思いますよ。

 

大元公民館でめざしているのは、

シェフに料理してもらって食べることを楽しむところから

一歩進んで、参加者同士が仲間づくりをして、

自分たちでサルパを主催するようになることです。

地方はコミュニティがコンパクトだから、

一つグループができれば口コミ力で別のグループに

波及していくこともあります。

それぞれのグループで独自のルールを作ることも考えられ、

岡山からサルパを逆発信できるようになったら面白いな、

と思っています。

 

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サルパは、どちらかというと東京を中心に、

東日本での開催が多かったので、

西日本では、まだまだ広く知られていません。

だから、今回木原さんからメールをいただけたのは

びっくりするとともに、ものすごく嬉しかったんです。

 

今年は、大阪でもサルパを主催しますし、

いままで多く問い合わせいただいていた

西日本の方たちと、サルパを通して

これからたくさんお会いできればと思います。

 

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