こんにちは。フードサルベージの平井です。
サルベージ・プロデューサーを目指し、埼玉でサルパを開催した上原雅子さんから、開催レポートが届いたので、ご紹介します。上原さんは今回、ご自宅で家族とご友人の方といっしょにサルパを開かれたようですよ。
開催概要
日程 2016年10月29日(土)
場所 埼玉(主催者ご自宅)
参加人数 9名
料理担当 母2人がシェフに。
主催者 上原雅子さん
共催者 吉池梨恵さん
集まった食材
生クリーム/パイシート/海藻サラダ/キヌア/ゼラチン/みかん缶/シナモン/白玉粉/上新粉/とろろ昆布/ホットケーキミックス/なまほうとう/そうめん/大麦フレーク/しいたけ茶/かき/りんご/梨/さつまいも/かぼちゃ/ピーマン/セロリの葉/カブの葉/スパム/韓国海苔
出来上がった料理 全7品
「そうめんのカリカリボン」
そうめんを束ごと茹で、韓国海苔を巻いて揚げました。リボン風に揚げることで、見た目も楽しく食感もしっかり。
「セロリとキヌアの緑スープ」
出汁をしいたけ茶で取り、キヌアを入れたことでボリュームを出しました。
「柿の海藻サラダ」
柿をスライサーで薄切りにし、お花のような形にしたことで、華やかに。
「フルーツいっパイ」
リンゴ、梨、サツマイモを入れて、ホットケーキミックスと大麦フレークでクランブル風に。
「白玉とかぼちゃアイスのみかん添え」
かぼちゃあんをアイスにすることで、食感にメリハリが出て、みかんの酸味も良いアクセントになりました。
「カブの葉のおひたし」
とろろ昆布を少量の湯で溶かし、醤油を加えて粘り気を出して和えました。
「スパムの焼きほうとう」
スパム、ピーマンを1センチ角に切り揃え、蒸し焼きにすることで、モチモチの焼うどん風に。
参加者の声
- 余ったもので作った料理だとは思わないほど美味しかった。(特にデザート)
- 名前をつけるのが楽しかった。
- レシピが決まっていない状態から、意外と出来上がりが早くてビックリした。
- 初めて食べた味があったが、今後も普通に食べたいと思った。
- 使い道に困った食材が、新しい発想で美味しいものに変わって良かった。
- パリパリで美味しかった。(そうめんのカリカリボン)
主催者の感想
どんな食材が集まり、なにが出来るのか?果たして料理になるのか?という不安の多い中でのスタートでしたが、実際食材を前にして、みんなで考え、余っていた食材同士が一つのレシピの材料として決まっていくと、不安が期待となり、試行錯誤しながら作っていく料理は、まるで科学の実験のようでもあり、新しいものを見つけ出そうとする気分を味わうことができました。
また、普段は一人で作ることの多い料理ですが、みんなで考えて進めることで、今までには想像もしなかった作り方を知ることができたりと、とても得るものが多いと感じました。
そして何よりも、そのみんなで進めていることが、そこに集った人たちに一体感が生まれ、日頃の食事には無い感覚を味わうことができました。想像以上に美味しく楽しいサルベージパーティーになりました。次回は是非、専門のシェフにもお願いして、ワンランク上のサルベージパーティーも開催してみたいです。
料理担当者の感想
残り物を持ち寄るという概念が良い意味で崩れました。残り物=腐りかけ、汚いと考えていたのでサルベージという考え自体に否定的でしたが、実際にやってみると新たな発見(調理法、組み合わせ、味など)に出会えました。また、新たなスイーツを作ってみたいです。