サルベージ・パーティの開き方

わたしたち「フードサルベージ」は
フードロスを身近に感じるイベントとして、

サルベージ・パーティ(略してサルパ)
の普及をみなさんと進めています。
サルパは、ちょっとがんばれば、
だれでも開くことができます。

ここではサルパの開き方を
わかりやすくご紹介していきます。

家族やお友達と、地域や職場などで、
たのしみながら挑戦してみましょう。

 

〈サルパのスタイルいろいろ〉

集まった食材を使って…
みんなでメニューを考えて料理
プロが考えたメニューを参加者が料理
シェフがみんなの前でライブクッキング!

できた料理をみんなで試食します。

 

また、オンラインでも楽しむことができます。

自分の台所から参加する

オンラインならではの魅力もあります。

詳しくはこのページ下部の

「オンラインサルパの開き方」をご覧ください。

 

全国のみなさんが送ってくれた、
サルパのレポートをご紹介しています。

参考にしたい方は、
「みんなのサルベージ・パーティ」をご覧ください。

 


 

サルパの開き方

 

1.時間と場所の設定

レシピ発案や調理時間を考えると、
2〜3時間で開くのが一般的です。

キッチン付きのレンタルスペース、
ご自宅や飲食店、公民館や学校など、
どんな場所でもアイデア次第で開けます。

10〜30名程度がおすすめです。

 

タイムスケジュール例
食品ロスの説明など 20分
レシピの発案 20分

クッキング 60分

試食・まとめ 30分
片付け 20分
合計2時間30分

 

必要となる機材やアイテム
ガスコンロ
洗い場
基本的な調理器具
食器類
調理と食事のスペース
※これらは共用でOKです。

 

 

 

2.準備をすること
参加者を募集する際に伝えることと、
サルパをよりたのしく進行するために
用意しておくとよいアイテムを紹介します。

 

参加者に伝えること
日時や場所など基本的な開催情報。
持参するのは「もてあましている食材1品」。
参加者が料理する場合は、エプロンなども持参

食材の数は1人1品がちょうど良い量です。

アレルギーのある方は伝えてもらいましょう。

使わなかった食材、できた料理を
持ち帰る容器を持参してもらうのも、良い方法です。

 

持参しない方が良い食材
賞味期限、消費期限の過ぎているもの

個人が手作りした食品
開封済みの加工品
保存方法が適切でない食品
基本調味料(主催者が準備する場合)

わざわざ購入したもの
たとえば、賞味期限が過ぎていても
食べられるものはあります。
上記の食材を持参しても良いかどうかは、
主催者の自己責任のもと判断しましょう。

 

主催者が用意すると良いアイテム

基礎調味料(塩、醤油、砂糖、みりん、油など)
家庭でよく使う肉や魚の生鮮品
肉や魚は参加者があまり持参しない食材です。
料理を充実させるために、余らせない範囲で
準備しても良いと思います。

 

 

 

        1. 3.レシピの考え方
        2. 当日集まる食材から、その場でレシピを考えます。
          グループに分かれてクッキングするときは、
          レシピをイメージしながら食材を振り分けましょう。

       

      1. レシピ発案のヒント

        1. 食材の形を変えてみる
          例:焼きそばを丸めて団子に
          加工食品を味付けに
          例:レトルトカレーを調味料に
          味の固定観念を捨ててみる
          例:切り干し大根を洋風の味付けに
          組み合わせの妙にチャレンジ
          例:ゼリーをサラダの具材に

 

プロの料理人がいる場合
つくるメニューと食材振り分けはシェフに依頼。
プロの食材の使い方や、メニュー発案を体験し、
ふだんのフードロス改善に活かしましょう!

 

 

 

    1. 4.サルパの流れ
      1. サルパの基本的な流れを紹介します。

受付開始説明レシピ発案クッキング試食まとめ片付け

 

受付開始
参加者から食材を受け取りましょう。
プロの料理人がいる場合は、この段階で
つくるメニューを考えてもらいます。

メニューシートに、使う食材や

作るヒントを書いてもらいましょう。

メニューシートは下記からダウンロードできます。

プロの料理人がいない場合は、

③のメニューシートを

「レシピ発案」のところで

参加者のみんなに書いてもらいましょう。

 

メニューシート(シェフがいる場合)

②メニューシート(お子さん向け)

③メニューシート(シェフがいない場合)

 

説明
当日のサルパの流れや、フードロスについて説明します。

説明用の資料として、よろしければこちらの資料をダウンロードしてご利用ください。

フードロスについての説明資料_update in 2020.02

※サルパ以外の目的でのご利用はご遠慮ください

 

レシピ発案

集まった食材からレシピを考えてみましょう。
食材の使い方、味付けなどに正解はありません。
失敗をおそれず、チャレンジしてみましょう。

 

クッキング
レシピが決まったら、みんなで料理をしましょう。

ただし料理の作りすぎには要注意!
食材を無理やり使い切らなくても良いです。
できあがりの量を想像しながら料理することは、
「食べ残し」しないために大事なことです。

 

試食
料理ができたら、温かいうちに
揃ってみんなで「いただきます!」。

グループに分かれているときは、
ほかのグループの料理も試食してみましょう。

 

まとめ
参加者に感想を聞いてみましょう。

つくった料理に名前をつけて、

発表してみても良いです。

プロの料理人がいるときは、
参加者からの質問を受け付けたり、
各メニューのポイントを説明してもらいます。

 

片付け
使わなかった食材は自己責任で持ち帰りましょう。
ゴミは各自治体のルールで正しく分別しましょう。

 

 


 

オンラインサルパの開き方

 

オンラインミーティングツールを使うことで、遠く離れた人と一緒に、オンラインでも楽しむことができます。

 

オンラインでも

・みんなで食材の使い方をシェア!

・みんなで料理の仕方を考える!

・みんなで料理タイムを楽しくする!

などを体感しましょう。

 

そしてオンラインならではの魅力もあります。

世界各国、日本全国から参加できるので、時には遠く離れた海外や日本各地のみなさんと、食文化の情報交換にもなります。

また、自分の台所から参加することで、その日冷蔵庫の中にあるのものを活用することができたり、気楽に試したかった食材の組み合わせに挑戦して、日常に近い状態で料理を楽しむことができます。それぞれの台所でアイデアを交換しながら、作ることも食べることも楽しめたら、自然と家庭でのフードロスは減っていくのではないかと思います。

 

1.時間と方法の選択

料理の時間やオンラインで繋げる時間を考えると、1〜2時間程度が開催しやすいです。

オンラインミーティングツールは、主催者の方が使いやすい方法を選びましょう。

 

2.参加者を募集する際に伝えると良いこと

オンラインサルパをよりたのしく進行するために

用意しておくとよいアイテムや注意事項を紹介します。
企画するサルパの条件にあわせて、以下のことを検討し参加者に伝えましょう。

(1)開催概要

  • 日時、参加方法など基本的な開催情報

オンラインミーティングツールの使い方も、補足説明としてあると良いです。

  • (2)参加者が事前に準備するもの

(例)

・家でもてあましている食材(その他、参加者の共通食材として「旬の食材」を準備する、「カレー」「スープ」など料理方法を限定するというルールを設けても楽しいです)

・家でもてあましている食材以外で使いたい食材。

・使い慣れた調理器具や調味料。

  • (3)作る量や作る時間の目安

(例)

・ご自身の作る量に合わせてご準備ください。ひとり分でもご家族分でも、ストック用にたくさん仕込んでもOKです。

・作る時間は●(※)分です。事前に仕込んで準備していただいても大丈夫です。

 時間内に完成しなくても大丈夫です。みんなで料理することを楽しみましょう。

※時間を設定し、事前に共有しておくと当日進めやすいです。

  • (4)その他参加方法の注意点

・料理しながらオンラインミーティングツールに参加できる場所から、ご参加ください。

・使う食材をみんなで確認したり、料理の進捗を確認するために、ぜひ画面ON、マイクONでご参加ください。

 

  • 3.当日の流れ

(例)

(1)挨拶(主催者から、今日の流れを説明しましょう)

(2)自己紹介(最初に一人ずつ発言することで、その後もみなさんが気軽に話しやすい雰囲気になります。名前や参加場所、参加した理由など聞いてみましょう)

(3)みんなで共有(用意した食材・つくる料理内容か・食材の使い方についてみんなからアイディアを募集するなど)

(4)料理タイム(料理しながらもお話してみましょう。困っている人がいないか、主催者の方は常に画面をチェックしながら様子をみたり、声をかけると楽しくオンラインクッキングが進みます)

(5)料理完成!(出来あがった料理の様子を、みんなでお披露目タイム)

(6)まとめ(試食&感想のシェア)

 



サルパを体験したことがない方は、
まずはだれかが開くサルパに
参加してみることをおすすめします。

現在募集中のサルパは
こちらの「イベント案内」をご覧ください。

 

〈サルパ開催したいと思った方へ〉

サルベージ・パーティ®︎は登録商標となっています。

ご使用される場合は、開催申込をお願いしております。

 

開催までの流れ

1. 開催申請 

開催申込フォームに必要事項(日時、場所、サルパの特徴、主催者など)をご記入の上、提出ください。

決まっている部分だけでも大丈夫です。

ご不明な点がございましたら、申請フォームの自由記入欄にご記入ください。

 

開催申込フォームはこちらから(オンラインの場合は(2)の方をご記入ください)

(1)サルベージ・パーティ開催申請フォーム

(2)オンライン版 サルベージ・パーティ開催申請フォーム

 

2.申込受付

申込受付のご連絡を、サルベージ・パーティ事務局よりメールにてお送りいたします。

イベント告知ご希望の方には、提出後、約1週間以内を目処に、サルパ開催案内をHPのイベント案内にて公開いたします。開催申請から開催までの日にちが一週間未満の場合は、開催案内が間に合わない場合がございます。ご了承ください。

 

3. 開催!

具体的な流れや注意点はこのページの初めの、「サルパの開き方」「オンラインサルパの開き方」をご確認ください。

※レポートをお送りいただける場合は、写真の撮り方について、「開催レポートの書き方」に記載している注意点をご確認ください。

※ぜひ参加者の方には、「サルパ参加者アンケート」にご協力いただけると幸いです。

こちらからダウンロードしてください→サルパ参加者アンケートフォーム

 

4. 開催レポート提出

サルパ開催しているみなさんのレポートをみんなのサルパ」で紹介しています。

みなさんでの情報共有のため、どんなサルパだったか、教えていただけると幸いです!

レポートの書き方と提出先はこちら

当日の様子の写真もぜひご一緒に!

 

※強制ではございません。blog、Facebookなどで開催の様子をUPされている場合は、詳細はそちらをリンクする形でも大丈夫です!

その場合は、「info@salvageparty.or.jp」までメールでご連絡ください。

 

〈企業・団体の方へ〉

フードサルベージといっしょに
サルパを開きたいと思ってくださった方は、
CONTACT」からご連絡をください。
内容を拝見しご連絡させていただきます。
「サルベージ・パーティ®」の名称は、
特許庁により商標登録を受けています。
許可なく営利目的で使用することを禁止します。
ご連絡をいただき、名称利用について
協議の上、検討いたします。

 

免責事項
一般社団法人フードサルベージでは、
当方以外の方による「サルベージ・パーティ®」
で発生した、一切の事故や怪我・病気などの
責任を負いかねます。予めご了承ください。
安心・安全に最大限努めて開催ください。

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