こんにちは。フードサルベージの平井です。
昨年9月に、一通のメールをいただいたのがきっかけで、
岡山市立大元公民館の木原文代さんとの
メールでのやり取りがはじまりました。
「岡山市立大元公民館で、
サルパを開こうと思ったのはナゼですか?」
のインタビュー記事はこちらをご覧ください。
そして2月14日。
公民館で初のサルパ開催となりました。
木原さんからレポートが届きましたので、
紹介させていただきます。
開催概要
日程 2017年2月14日
場所 岡山市立大元公民館
参加人数 7名
料理担当 宮地 和徳さん(VIGNETTE)
主催者 岡山市立大元公民館
集まった食材
味噌/レモン/玉子/シーチキン/ゴボウ/高野豆腐/
餅スライスチーズ味/わさび菜/ラディッシュ/
胡麻ドレッシング/フレンチドレッシング/
シッケ(韓国甘酒)/ブラックラズベリーリキュール/
白ワイン/ミルクキューブ/干し蕎麦/しそわかめふりかけ/
大根/米/玉ネギ/ニンジン/ピザソース/イチゴ/
ブロッコリー/オレンジジュース/切昆布/ちりめんじゃこ/
ホットケーキミックス/ゴーヤチャンプルーの素/
災害救助用クラッカー/片栗うどん(乾麺)/
カキオリーブオイル漬け缶/乾燥きくらげ/
サツマイモ/夏みかん
出来上がった料理 全8品
「昆布とクラッカーでアクセント、クリームリゾット」
赤ちゃん用のミルクキューブを溶かしてクリーム味に。
切り昆布から出汁が出たのと、甘酒でコクをつけたことで、
米は1合しかなかったがボリューム感満点になった。
夏みかん皮を刻んで加えることで、
サッパリとした後味が得られた。
「シッケのぶっかけうどんレモン風味」
韓国の甘酒は甘すぎないシロップのような味わいで、
味噌、シーチキン、と混ぜたらサラッとした
ぶっかけ出汁が作れた。
しそわかめふりかけのしその実と、レモン皮が
爽やかなアクセントとなり、
癖になる味わいが得られた。
「冷製そば二種」
フレンチドレッシング+カキオリーブオイル缶、
胡麻ドレッシング+ちりめんじゃこは
混ぜるだけで簡単にパスタソースとなり、
男性に好評だった。
「丸十のチーズを乗せないピザ」
餅スライスがチーズ味だったのと、
ピザソースがあったことから、クラッカーに乗せて
オーブンで焼き、ピザ風の味を楽しんだ。
「ノンゴーヤチャンプルー」
ゴーヤチャンプルーの素が濃いので、
根菜炒めにもしっかりと味付けができた。
男性に好評。
「高野豆腐のどら焼き」
ブラックベリーリキュールを高野豆腐に染み込ませ、
餡の代わりにしてホットケーキの間にはさんだ。
洋酒香る大人の味わいと、
高野豆腐の変身ぶりに驚くばかりだった。
「ノンアルコールサングリア」
白ワインのアルコール分を飛ばし、
オレンジジュースと混ぜてイチゴをつけ、
食後のデザート代わりの飲み物にした。
「残り野菜サラダ」
参加者の声
じぶんではどうしても使えないと思っていたものが
アクセントになって、意外においしいメニューが
できたことに感動した。
他の人が持ち寄るものが珍しく、
どんな味になるんだろうと、わくわくした。
個人では限界があっても、集まることで
料理の可能性が広がり、
食品を無駄にせずにすんだのがよかった。
挑戦することの楽しさを味わえた。
家庭でもいろいろ試してみたい。
今回参加するために、我が家の食品庫を
はじめてのぞいた。消費期限切れのものが
かなりあったので思い切って処分した。
これからは食品管理を妻に任せすぎず、
じぶんも協力したい。
調理担当者の感想
事前の食材リストを見ていたが、
書いていないものを持ってくる参加者の
自由さがおもしろかった。
結局ライヴでメニューを考えることになり、
あらゆる料理の知識を瞬間的に放出しないと
いけなかったので、集中力が試された。
本来料理は楽しむものなので、
レシピにこだわらず、
残った食材を活かすことを楽しんでほしい。