サルパを開いたみなさんから届いた
いろいろなサルパの事例をご紹介!
サルパをこれから開いてみたい方や、
サルパの新しいアイデアを知りたい方は、
ぜひチェックしてみてください。

2019/10/14-20サルパウィーク中に

愛知県長碧南市で行われた

サルパのレポートです!
(フードサルベージより)


 

開催概要

日程 2019年10月19日(土)18:00〜21:30

場所 愛知県碧南市作塚町1-16 日本料理 一灯

主催 長田 勇久(日本料理 一灯 店主)

 

献立キーワードと使った食材

1、賞味期限(白たまり)
2、残ったかす(おから、酒粕、みりん粕)(梅酒の梅)
3、規格外や傷のある野菜(イチジク)
4、珍しいもの、お土産、いただきものなど他に使い道わからないもの(海外の食品や調味料→レモングラス、缶詰→サバ缶)
5、食べ尽くす(大根の皮)(魚のアラ)
6、日本の保存の知恵(発酵、塩漬け、天日干し乾燥)
→(アチャラ漬、佃煮、甘酢漬)

 

 

 

食材たちの活用ポイントと今回のサルパメニュー

・賞味期限が切れてしまった白たまり

白たまりは色がついてしまい、白たまりの特徴がなくなっちゃうので賞味期限が短く設定されています。でも実は、賞味期限切れてもきちんと保管されていたら調味料としておいしくいただけます。今回はおから煮の味付けに◎

 

 

・卯の花

豚の角煮を作るときに一緒に煮るとお肉が柔らかくなり、余分な脂を吸い取ります。おからの方はそのままイカゲソなど加えて卯の花和えに。

 

 

 

・規格外イチジク

未熟や傷ものイチジクは潰して活用。今回はイチジクポン酢に。甘味と酸味とイチジクの風味が加わって、爽やかな味に。

 

 

 

・エノキ

日持ちがあまりしないキノコ類も佃煮にする事で長持ち。他のキノコでもできます。

 

 

・大根の皮

皮も細く刻んで、醤油、酢、砂糖、みりんなどで味付けしてアチャラ漬けに。皮の活用&日持ちの工夫。干して切り干し大根にもできます。

 

 

・サバ缶

非常食用などで買った缶詰を卵焼きに。具沢山の豪華卵焼きに。だし代わりにもなります。

 

 

 

・レモングラス

魚の臭み消しに。量と組み合わせを工夫すれば、アジアン料理だけでなく和食にも合う風味に。

 

 

・カリフラワー

カリフラワーは茹でて甘酢に漬けることで、日持ちします。

 

 

 

・酒粕、みりん粕

甘味とコクがあるので、身体温まるあんかけになります。甘酒だけでなく、おかずにも活用。今回は醤油もろみも塩味のアクセントにトッピング。

 

 

 

・ふぐのアラ

ローストしてから出しを取って雑炊に。ローストは臭み消しと出しを出やすくするコツ。他の魚のアラでもできます。

 

 

 

・梅酒の梅

潰してデザートのアクセントに。酸味と風味がプラスに。

 

 

 

参加者の感想
・フードロスについて、気にはなっていたけど何して良いかわからなかったので、身近に捉えられて良かったです。まずは自分の冷蔵庫にあるもの見直したり、学んだことを家でも試してみたいです。

 

・サルベージ料理がどれもすごく美味しくて、長田さんの技術に感動しました。新たなつながりもできたし、ほんとに今日来れてよかったです。

 

・サルベージ・パーティーという名前は聞いたことがあっても、実際どう楽しんだらよいのか、以前はわかりませんでした。参加してみて、思っているよりももっと気軽に、そして身近にできることがよくわかりました。とてもためになりました!是非また愛知でも開催して欲しいです。

 

 

主催者&料理長の感想
今回はグループ毎に会話が進んで、良かったです。自分の説明をしっかりメモして頂き、ポイントの共有や、それぞれの工夫などを話し合ってるグループもありました。サルベージを身近に捉えていただけたみたいです。自分たちにとっても、愛知で初めての開催でしたが、次回のアイデアや展開への協力の話も出て、実りのある会になったと思います。

 

2019-10-25