こんにちは。フードサルベージの平井です。
先日4月16日に札幌で開かれたサルパ。
主催のサルベージプロデューサー和田順子さんから、
レポートが届いたので、紹介します!
和田さんは、サルパ以外にも
料理教室やワークショップを数多く企画し、
そのどれもがいつもなんだか楽しそう。
なぜ参加していないのに、じぶんにその様子が
わかるのかというと、当日のイベントの様子が写真付きで、
じぶんのFacebookのフィードに流れてくるんです。
Facebookで和田さんの投稿を見るたびに、
「じぶんも参加してみたいよ〜」、そう思ってます。
…本当に参加したい。
当日は、テレビの撮影も入ったそうです。
みんなの料理する様子を取材していて、
どうやら、撮影クルーも料理に参加したくなったようで。
この日できた料理は、なんと14品!
そんなに!すごい!
ではでは、和田さんのレポートをご覧ください。
開催概要
シェフのライブクッキングでサルベージ・パーティ®しよう!
日程 2017年4月16日 10:30〜14:00
場所 野菜教室good food,good life サロン
参加人数 6名(この日は全員が女性!)
料理担当 林厚輔さん ほかみんなで調理!
集まった食材 25品
ポルチーニ茸/パスタ/ペンネ/うどん/そうめん/ごぼう/
クラッカー/いぶりがっこ/さば水煮/カニ缶/春菊/
ムール貝の「缶つま」/しそ/トマト水煮/鍋キューブ/
お好み焼き粉/たまねぎス―プの素/グリーンピース缶/
ピーマン/もち/しょうゆすこ(辛い調味料)/干しいも/
鯖へしこのお茶漬けの素/ヤーコン/からし
出来上がった料理 全14品
「ムール貝と春のグリーンパスタ」[こちらはシェフ作]
ポイント:
ピーマン・春菊・グリーンピース・しそ、という
クセ強めの野菜とムール貝を合わせた、パスタ+うどん。
クセの強い野菜ばかりで「ほんとに合うの?」と
内心ドキドキでしたが、ムール貝から出たダシが
しっかりまとめてくれました。パスタとうどんを
合わせてしまうなんて、邪道!な感じがしたのですが、
太さが合っていたせいかとてもしっくりきました。
うどんもグリーンの麺だったので、具も麺もグリーンの、
春らしいパスタとなりました。
「いぶりがっこのハニークラブクラッカー」[シェフ作]
ポイント:
クラッカーにいぶりがっこ、そしてカニ缶に
マヨネーズ・はちみつを合わせた
ディップ状のものをオンしました。
いぶりがっこ+クリームチーズがおつまみになることは
聞いたことがありましたが、クリームチーズが無いと
一気に路頭に迷ういぶりがっこ。
それが、マヨベースのカニ缶でステキに代用されました。
「干しいもとヤーコンのみたらし風」[シェフ作]
ポイント:
ヤーコンは北海道ではよく出会う野菜です。
広く知られている一方で、食べ方としては
「きんぴら」くらいしか思い浮かばない野菜です。
そのヤーコンを大きめに切って軽くソテーすると
甘みが引き立ち、野菜というよりむしろスイーツ。
おもちや干しいもも同様にソテーして、
みたらしだれを絡めることでヘルシースイーツに。
ヤーコンの新しい食べ方を知ることができました。
「いぶりがっこと鯖へしこ茶漬けのパスタ」
ポイント:
お茶漬けの素はあらかじめばっちり調味されているので、
パスタにまぜるだけで簡単に完璧な味付けになります。
そこに入ったいぶりがっこは、食感のパリパリ感も
スモークの香りもとても良いアクセントに。
お手軽なのに、手の込んだ味わいのパスタに。
「ポルチーニde春菊巻き」
ポイント:
乾燥ポルチーニ茸の戻し汁で、お好み焼き粉を溶いて焼きました。
お好み焼き粉にはだしが入っていますが、
ポルチーニ茸の香りでさらに濃厚に。
それを皮にして春菊を巻きました。
もちもちの皮とシャキシャキの春菊が相性抜群。
マヨベースのピリ辛だれもマッチして、
これは普通にレストランで出てきそうな味でした。
「ごぼうのすりおろしスープ」
ポイント:
新しい調理方法を模索するために、
ごぼうを「すりおろして」みました!
それだけだとかなりごぼうの香りが強かったのですが、
ポルチーニ茸とその戻し汁、だし醤油で味付けをすると、
上品なスープに。
「ごぼうとポルチーニ茸の組み合わせ」に驚いていました。
「春菊のナムル干しいも入り」
ポイント:
少しだけ余ってしまった春菊を、ごま油・塩で
簡単ナムルに。割いた干しいもが新しい食感でした。
春菊をナムルにする、という発想が
参加者全員にとって発見となりました。
「イタリアン風ちぢみ」
ポイント:
お好み焼き粉の中に、
かに缶・いぶりがっこ・ピーマン・もちが入っています。
もちが入っているおかげで、お好み焼きとは食感が変わり、
ボリューム感のあるちぢみになりました。
ピリ辛のトマトソースが、
ピザのようにも感じさせるひと品でした。
「ピーマンのそうめん詰め」
ポイント:
ピーマンの肉詰めは見たことがありますが、
そうめんが詰められているのは初めて!
そうめんを入れたあとに焼いているので、
そうめんがカリカリの部分があり、食感も楽しめます。
見た目が華やかなので、パーティー映えするレシピとなりました。
「鯖缶のオニオンスープゼリー寄せ」
ポイント:
しそが鯖のクセを上手に生かし、
さわやかなゼリー寄せとなりました。
懐石の前菜としてでてきてもおかしくない味でした。
「干しいももちしょうゆすこ風味」
おもちの中に干しいもが入っています。
甘みのある料理ですが、それに「しょうゆすこ」という
ピリ辛の調味料でいただきました。
「根菜のオーロラソースクラッカー」[シェフ作]
ポイント:
シェフが余った食材でささっと作ってくれました。
干しいも・ヤーコン・ごぼうが入っています。
同じ根菜でも少しずつ食感が異なり、
でも歯ごたえを楽しめる組み合わせです。
シェフが目の前で2品もクラッカーを使ったピンチョスを
作ってくれたので、「ピンチョスって難しそう…」
というイメージが払拭されました。
「ポルチーニそうめん」[シェフ作]
ピーマンのフィリングとして用意したそうめんが
少しだけ余ってしまったのを、
シェフにアレンジしてもらいました。
ごぼうのすりおろしスープを少し借りて、あっさり、
でも深みのあるそうめんを作ってくれました。
飲んだあとのシメに食べたいお味でした。
「即席!肉体労働者のサラダ」[テレビ取材のクルー作]
ポイント:
テレビ取材をしてくださったクルーが、
見ていたら作りたくなってしまったようで、急遽参戦。
そうめん・トマト缶・鯖缶をサラダ仕立てに。
そうめんをあえてかために茹でたのがポイントだそう。
暑い日にするするっと食べたい一品でした。
参加者の声
・参加する前は、「私ができるかな?」とドキドキでしたが、
やってみると楽しくて、失敗を気にせずやってみよう!
という気持ちだけが残っていました。
なぜサルベージパーティが必要なのかも学べて、
食がどれだけ大事かも再認識しました。
・この食材はこの調理、という思いこみをなくそうと思いました。
サルベージしなくても大丈夫な買い物を心がけようと思いました。
・普段使うことのない食材にチャレンジすることもできたし、
みんなと試行錯誤しながら楽しく作ることができた。
残ったシェアして捨てずに済んだし、良かったです。
・サバ缶、いぶりがっこやゼラチンの使い方などを知りました。
さばとトマト、ピーマンとそうめんの組み合わせが良かったです。
・ごぼうのすりおろしスープ、家でポタージュにしてみたいです。
レポートはここまで。
ぼくたちが主催するサルパでも、
14品もの品数ができたことは、まだないです。
みんなで調理すると、品数もバリエーションも増えて良いのかも!
シェフ1人が調理するスタイルも、みんなで調理するスタイルも、
サルパはどんなスタイルでもOKです。そこに決まりはありません。
決まりがあるとすれば、料理と食べることを楽しむこと。
そして、集まった食材のどれかひとつでも良いので、
新しい使い方や、食材同士の組み合わせを発見すること。
みなさんも、そこを意識して、サルパを楽しみましょう!