こんにちは。フードサルベージの平井です。
サルベージプロデューサー候補のyokoさんが、
クリスマスに大阪でサルパを開かれたようです。
レポートが届きましたので、紹介します。
ちいさな女の子も、お母さんと参加したようで、
みんなでクリスマスケーキづくりにも挑戦。
送られてきた写真からも、みんなの
楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
集まった食材のなかに、「鯖のへしこ」があったようで。
福井の郷土料理へしこは、魚のぬか漬け。
ちょっと強い塩味と、独特の風味を楽しめる珍味です。
こういう珍しい食材に出会えるのもサルパの面白いところ。
家庭に入ってくる食材って、意外と変化ないんですよね。
人は、口にするものでチャレンジすることを
あまりしないから、ついつい同じ食材を買ってしまうし、
だからこそ、サルパに他人が持ってくる、
「なにこれ?」て食材に興味が湧いちゃうんですよねぇ。
開催概要
クリスマスサルベージ・パーティin大阪
日程 2016年12月25日 11:00〜14:00
場所 大阪府大阪市 カルチャースペースSmile
参加人数 8名
料理担当 奥田ようこさん(お届けリストランテ所属)
主催者 yoko
集まった食材 12品+肉などを事前に準備
鯖のへしこ/さつまいも/りんご/乾燥うどん/
オリーブの実/グレービーソース/キヌア/
アマランサス/車麩/クリームチーズ/
ウインナー/ピサ生地
出来上がった料理 全9品
「りんごのコンポート」
蜜入りのおいしいりんごを、ほんの少しのきびとうで煮て
コンポートにしました。
車麩のフレンチトーストに添えて。
チキンのソースにも使用する。
「紅東(さつまいも)のサラダ」
蒸して甘みをだしたさつまいもに、
ゆでたアマランサス、キヌア、ウインナー、
りんごの刻んだものをあわせてマヨネーズで和えました。
キヌアやアマランサスの手軽な食べ方を考えてみました。
またりんごを使うことで触感もよくなり好評でした。
「車麩のフレンチトースト」
卵と豆乳ときび砂糖にひたし、バターでソテーしました。
フランスパンと素材が似ていて、家庭でも作りやすく、
甘いものにするのも面白いのでは?と思って作ってみました。
「車麩のバターソテー」
水で戻して絞ったものを、バターでソテーして
少量のしょうゆで香りづけしてみました。
「乾うどんのミートソース」
玉ねぎみじん切りと合いびき肉を炒めて、
海外旅行のお土産のグレービーソース(粉)で味付け。
乾麺を茹でて和えるのみ。
味がほぼ完成しているのでそのまま使え、
一部をミニピザのソースにも使用てみました。
「チキンのアップルソース」
鶏もも肉をソテーして、りんごのコンポートと
醤油で味付けしたブロッコリーを最後に加えました。
「さつまいものへしこソテー」
へしこは使う分を塩抜きし、刻んで味付けに。
さつまいも、ウインナーをソテーして
へしこで味付けしました。
「色々な素材をのせたミニピザ」
グレービーのミートソース、オリーブ、ウインナー、
ブロッコリー、ミニトマト、キヌア、アマランサスを
トッピングしてオーブンで焼き上げました。
「へしこペペロンチーノ」
乾麺のうどんをパスタに見立て、
へしこをアンチョビ風に味付けに使い、
小松菜としめじを加えて仕上げました。
参加者の声
今日は短い時間だったけど、
楽しい時間を過ごす事ができました。
まずは家の残り物を減らさなくちゃ、
という意識につながった。
今日のサルベージ・パーティを機に、
まめに冷凍庫と食料庫をチェックしようと思いました。
持参品を探していたら、
賞味期限が過ぎているものが結構あって、反省したから。
気付く良いきっかけを作ってくれてありがとう。
食材を使いきる、フードロスをなくす、と言う
めっちゃ勉強になる事が盛りだくさんでした。
これは普通の料理教室で料理習うのよりも良い。
持ち寄った食材が個性的なものが多かったのもあり、
一体どんな物が出来上がるのか興味津々だった。
そして出来上がったものが、どれも全部おいしかった。
とっても楽しかったです!お家で眠っていた食材が、
あんなステキな料理に生まれ変わるなんて、感動です!
無駄がなくおいしいなんて、素晴らしい。
食材のこと、調理方法のこと、ちょっとした工夫や
ポイントを教えてもらえるのはすごく有り難いです。
私にとってのなによりの魅力は、
みんなで作った料理を、みんなで頂けたこと。
へしこが個性強いので、味付けの核になるものでしたけど、
どれもおいしく仕上がっていました。
料理するところを、間近で見られるので勉強になりました。
主催者の感想
今回はシェフにメニューを考えて頂き、
作るのはシェフの指示のもと、みんなで作るサルパを企画。
シェフの手際の良さや、食育を交えての説明なども入り、
参加者からの質問も多く、
良い雰囲気ですすめる事が出来たと思います。
女の子が1人参加してくれましたが、
「夢がシェフ」という事を聞き、女の子を主体にして、
手作りスポンジケーキに、
みんなでデコレーションをしたのも
クリスマスを盛り上げてくれました。
偶然次の日が誕生日な方が2名もいて、
みんなでお祝いしました。
サルベージやフードロス、食育について理解するために
もっと話を聞いてみたかったという意見があり、
今後の課題にしていきたいと思います。
最近「核家族」が増えている中、
みんなで作った料理を取り囲んで、楽しく
会話をしながら頂く場面が減少してる気がするので、
眠った食材をシェフとみんなで考えて作り、
大人数で楽しく食べる時間がとても大事だと感じました。
福井県の実家から送られてきた30㎝の鯖のへしこが
かなりの存在感を放っていましたが、
調味料として色んな食材に合わせたり、
「へしこペペロンチーノ」への変身はさすが!
と感動しました。
料理担当者の感想
はじめてのサルベージ・パーティで、
どんなものが集まるのかどきどきでしたが、
乾物や海外旅行土産で使い方や味が予想できないもの。
根菜類、ご実家や親せきからの贈り物で
大量に家にあるなどの理由での持ち寄りでした。
なかでも30cmを超える「鯖のへしこ」を
どう使うかが今回のポイントでしたが、
食育を考え、適塩になるように、
塩抜きし味付けに使うこと、野菜を合わせ、
旨みをプラスすることがポイントでした。