生活クラブさんでは「サスティナブル フェス!」(※1)の取り組みの一環として、2020年4月~7月の間に、全国の各地域でサルパを開催予定です。
先日の生活クラブ連合会でのサルパに引き続き、今回は、神奈川の組合員の皆さまに、サルパの開催方法をおつたえしてきました!
※1 「サステイナブルな暮らし」をおくるためのヒントを、イベントやSNSなどで参加・発見するフェスティバル。2020年4月~7月に開催します。
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開催概要
日時 2020年2月4日(水)9:55-12:55
参加者 20名
場所 オルタナティブ生活館 4F調理室
主催 生活クラブ生活協同組合・神奈川 政策調整部
集まった食材たち
ほうれん草、そうめん、節分豆、乾燥めかぶ、さば味噌煮缶、さば水煮缶、いわし油漬け缶、スイートコーン缶、ひじき水煮缶、ドライ大豆缶、ホットケーキミックス、白玉粉、きぬ豆腐など
今回も缶詰がたくさんあつまってきました。
生活クラブさんでは、缶づめを4~5缶セットで購入することが多く、使う料理が限られてしまい、もてあましがちになっちゃうそうです。
品質が良いのでそのままでもおいしいのですが、今回は「新しい使い方を発見したくて持ってきました!」とのこと。どんな料理に変身するのか楽しみです。
※葉物野菜、にんじんやお肉類を主催者が準備しました。
内容
フードサルベージのスタッフたちより、フードロスに関する基礎知識やサルパの開催方法についてのおはなし。後半は、チームに分かれて、調理スタート。今回もシェフのヒントなしに、参加者のみんなでメニューを考えるスタイルなので、まずは何を使うか、何をつくるかをそうだん。
前回の連合会での「蕎麦を使ったクレープ」の印象が強かったようで、そうめんが人気でした。
分量や全体のバランスを見ながら、
高田シェフが各チームにアドバイス。
「せっかくだから家では出来ないことに
ちょうせんしてみたい!」と
新しい使い方にチャレンジするのが
とてもたのしそう。
その日生まれた料理
[小松菜もちもち焼き]
生地を試し焼きしながら、分量を調整。
栄養バランスも考え、具材をえらびました!
[具沢山そうめんのチヂミ]
オリーブ漬けのオイルも活用。
そうめんも入っていて、主食にもなります。
色合い、栄養も考えて豚肉、青菜、
ニンジンなど入れて具だくさんに。
[福豆さばバーグ]
節分で余った豆を活用!
つなぎはそうめんを使いました。
[ホットケーキミックスのスイーツニョッキ~二色のソースで召し上がれ]
シェフからのヒントで、
ほうれん草と砂糖を合わせ甘いソースに!
意外な組み合わせですが、
実はずんだ餅がヒントになっています。
野菜を甘く煮るって、意外と郷土料理で
使われていて、昔から身近にあるんですね。
黄色いソースはスイートコーンとツナ缶で。
色合いも味のトーンも二色味わえる楽しい一品に。
参加者の方の感想
・食事づくりの基本につながり、楽しかった。
・防災と組合わせても面白いと思う。
・食品ロスの工夫として提案したい。
取り組むことで仲間が増えることを期待したい。
・組合員がたくさん参加し、盛り上げる企画が出来ると良い。
最後は高田シェフからの解説とアドバイス。
メニューを考えるコツは特に、みなさんとても興味津々。
食材を分解して考えたり、仲間を見つけて連想したり、
郷土料理や各国の料理を活用したり、
いろんな引き出しが出てきます。
「シェフがいなくてもサルパができるのだろうか…」
という不安の声もありましたが、
「日常のトレーニングがたいせつ」とのアドバイス。
高田シェフのあたまの中をのぞいてみる、
この時間は、毎回わたしもたのしみです。
今回は「栄養バランス」も考えられた料理が多かったのも印象的でした。
みなさん、普段から健康面のこともたいせつに考えていらっしゃるのが伝わってきました。
サルパで生まれるレシピは毎回さまざま。
その都度その時の特徴が現れ、そこもまたサルパの魅力だなぁと改めて感じました。
生活クラブさんでは、週に一度の定期購入をするスタイル。
サルパを通し、新たなレシピが増えたり、あるもので何を作るか考える習慣が身につくことで、食材の活用がうまくなり、「買い物のしかた」の改善にも繋がることもねらいのひとつ。
4月から7月にかけて全国各地で開催予定なので、今後の展開がたのしみです。
(サルベージ・プロデーサー門之園)
2020-02-21