サルパを開いたみなさんから届いた
いろいろなサルパの事例をご紹介!
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2019/10/14-20サルパウィーク中に

愛知県長久手市で行われた

サルパのレポートです!
(フードサルベージより)


 

開催概要

日程 2019年10月17日(木) 17:00〜20:00

場所 長久手市文化の家 食文化室

参加人数 32名

主催 鈴木陽大

協力 長久手市環境課、楽歩カフェ

 

集まった食材 21品

りんご、かき、グレープフルーツ、パイナップル、かぼちゃ、冬瓜、なす、にんじん、じゃがいも、かぶ、色違いのトウモロコシ、ツルムラサキ、たまねぎ、長ネギ、ピーマン、パプリカ、サツマイモ、ひき肉、ベーコン、ベーグルパン、干しシイタケ

 

 

 

出来上がった料理 8品

「ナス味噌炒め」

ナス、味噌

ナスが大量に貰えたので、ナスと味噌のシンプルだけど絶対に美味しい料理を作った。

 

「野菜炒め」

ナス、ピーマン、お肉

誰でも簡単にできるので、ささっと作った。

 

「ホイコーロー似」

ピーマン、パプリカ、肉

色鮮やかで綺麗。

 

「フルーツの盛り合わせ」

料理の達人がいていつの間にかできていた。盛り付けも豪華で、小さな子供に大人気だった。

 

 

「冬瓜スープ」

冬瓜、ひき肉

あったまる、お母さんの味を感じるとろける冬瓜のスープ。

 

「ピーマンとベーコン炒め」

ベーコン、ピーマン

ベーコンを持ってきてくださったので、うまく活用できた。

 

「シーチキンあえ」

野菜、シーチキン

いつの間にか、できたアイデア料理。

 

「野菜たっぷりスープ」

さつまいも、かぼちゃ、ねぎ、人参、シイタケ、ナス

温まる野菜ごろごろのスープ。

 

 

参加者の感想

・廃棄処分される料理をこんなにも美味しくいただけることにびっくりした。食品ロスについても、今後もっと学びたいと思えたし、シングルで食事に対して困ることがあるので、こんなに美味しいものが捨てられるのかと思うと悲しいと思ったし、そういう食材はいただけたらと思うシングル家庭は多い!

 

・捨てられる食品は思っていたより多いことを知り、生産が消費を上回っていると強く感じた。

 

・世界的にも深刻なフードロス問題をこのように楽しみながら考えるきっかけを提供していくことは今後も必ず必要になってくると思います。日本ではご飯を食べる前後に「いただきます。」「ごちそうさまでした。」と言うのが習慣化されていますが、昨今どうでしょうか。 本当に心から感謝できていますでしょうか? 少なくとも私の周りでは食べれることが当たり前かのようになっている子が多い気がします。この食に対する有り難みの欠如は、生産者と消費者の乖離、輸入に依存する日本で安価に食材が手に入るようになった、生産現場の認知が行き届いていない、まだまださまざまな理由があると思います。 日本の商慣習や流通システムを抜本的に変えることはなかなか難しいことですが、消費者意識を変えることはそう難しいことではないと私は思います。一人ひとりの心がけによって、必ずロスは減る。そう信じて私は草の根規模で周りにムーブメントを起こしていけたらなと。

 

・食材があんなに余っているとは思ってもいませんでした、無駄な廃棄品もなくなり地域とのコミュニケーションもとれたため、とてもためになる会でした!

 

・興味はありましたが初めて深刻な現実を知りました。自分の認識が甘かったことを反省しました。自身で何出来ることはないか考えようと思いました。

 

 

主催者の感想

合計来場者32人という大規模なイベントになった。持て余し品は、家庭よりも事業者様から積極的に集めてので、たくさんの食材を集めることだできた。長久手市の市議会議員の方も2名参加してくださり、一緒に料理を作ってくださった。ほとんどの方が料理づくりにも協力してくださった。その一方、小学生の宿題の面倒を見てあげたり、けん玉をやって遊んだりとアットホームなイベントになれたことが良かった。参加者の方に、普段見ることができない廃棄の存在を見て、知って、料理をして、味わってもらえたことが嬉しかった。食が確実にコミュニケーションツールになっていたし、参加してくれた人がスーパーなどで野菜を買うときに必ず、今回のサルベージ・パーティが頭に浮かぶと思う。個人のアンケート結果を見ていると、もう少しアカデミックな食費ロスの話が欲しかったとの声があるので、そこは改善点。事業者様から集める持て余し品の営業を僕が行ってしまったので、食べ物がいっぱいあり満足度は高いが、本当にロスが出てしまっている現場をリアルに伝えることができなかったのが反省点。

 

2019-10-31