フードロス基本講座2019」では、

いま起きているフードロスについて
俯瞰してみたいと思います。

そのために、様々な分野でご活躍されている方々を

フードロスの学校の講師にお招きしました。

 

フードロスがなぜ発生するのか。
世の中にフードロスはどう影響しているのか。

そのメカニズムとは。

いまあるフードロス改善の取り組みとは。

戦略的で効果的なアプローチとは。

また、わたしたちの生活様式や文化から紐解く

フードロス改善のヒントとは。

エネルギーや循環もふまえながら、

フードロスについて
講師の方といっしょに考えていきましょう。

 

[フードロス基本講座2019]講師のご紹介

網野禎昭(法政大学デザイン工学部建築学科 教授)

静岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業、東京大学大学院修士課程修了。1996 年に渡欧し、 スイス連邦工科大学にて木造建築分野の博士号 を取得。同校アシスタント、ウィーン工科大学 アシスタント・プロフェッサーを経て、2010 年から現職。2005 年オーストリア・シュバイ クホッファー賞受賞。2014 年法政大学「学生が選ぶベストティーチャー賞」受賞。2015 年 グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」受賞(受賞タイトル:新築住宅[木のカタマリに住む])。

 

(網野先生からのコメント)
ヨーロッパの木材利用や山間部の人々の暮らし、コミュニティ形成やエネルギー循環などの話を中心に、私達はどのように循環型の社会を形成していけばいいのかを考えます。 フードロス問題は決して食べ物だけの問題ではなく、私達の暮らし1つ1つと結びついてくる問題です。次世代に限りある資源を伝えていくか、ヨーロッパの文化の中から学びましょう。

 

(学べるポイント!)
・ヨーロッパの文化、暮らしから私達の暮らしを考える
・ヨーロッパ木造建築における資源の活用
・資源循環の視点と活用の方法

 

金藤正直(法政大学人間環境学部 教授)

1974年広島県生まれ。横浜国立大学大学院国際社会科学研究科企業システム専攻博士後期課程修了。東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻産学官連携研究員を経て、弘前大学人文学部の専任講師、准教授を歴任。2014年4月から法政大学人間環境学部准教授、2019年4月から同学部教授となり、現在に至る。地域の人たち、自治体、企業と積極的に関わり合い、地域経済を活性化させるための研究や調査に精力的に取り組んでいる。

 

(金藤先生からのコメント)

フードロスの問題は、消費者である皆さんにとって身近な問題ですが、その削減に向けた取組みを戦略的に行っていくためには、皆さんと、自治体および事業者との連携が必要になってきます。そこで、この講義では、自治体、事業者、消費者のフードロスへの取組状況をもとに、フードロスを戦略的に削減していくためのマネジメントの理論的かつ実践的な方法やアイデアを、講義やグループワークを通して検討し、提案していきます。斬新な方法やアイデアの提案を期待しています。

 

(学べるポイント!)

・自治体、事業者、消費者のフードロスへの取組状況

・フードロス削減のために自治体、事業者、消費者が連携することの意義

・フードロス削減に向けた戦略的マネジメントの方法論

 

上岡美保(東京農業大学国際食料情報学部 教授)

国際食料情報学部国際食農科学科/東京農業大学「食と農」の博物館 副館長

香川県出身。東京農業大学大学院農学研究科農業経済学専攻博士後期課程修了。博士(農業経済学)。2016年4月、食料環境経済学科教授に就任。2017年4月より新設された国際食農科学科食農教育研究室に配属。農林水産省食料・農業・農村政策審議会委員及び食育推進評価専門委員としてわが国の農林水産行政にも関わる。専門は農業経済学、食料経済学で、世代ごとの食料消費構造の変化、食農教育(食育)の社会的意義効果、地産地消の在り方など、“食”と“農”に関する調査・研究を重ねている。 主な著書・共著に『食生活と食育 -農と環境へのアプローチ-』(単著/農林統計出版)『スーパーの生鮮食品がお店に並ぶまで図鑑』(共著/自由国民社)など。 

 

(上岡先生からのコメント)
フードロスの問題は様々な分野から注目されそれに対する取組も始まっています。また、持続可能な社会を目指すSDGsの各目標とも非常に関わりの深い問題で近年益々注目されています。
しかし、フードロスの問題は発生のメカニズムや関連する分野が非常に多岐にわたることから全貌をとらえることはなかなか大変なことです。そこで今回はフードロスがどのような背景で生まれ、どのように各方面に影響を及ぼすのかについて、生活者の視点から広く見つめ、フードロスに対して私達が暮らしの中で取り組めることや気をつけたいこと等について皆さんと一緒に楽しく考えていきます。講座の最後には、講座を通して考えた事をフードロス川柳にしてみましょう!

 

(学べるポイント!)

・社会や暮らしの変化とフードロス

・家族とライフスタイルの変化とフードロス

  • 食べ物に関する情報とフードロス

 

川越一磨(株式会社コークッキング 代表取締役CEO)

1991年東京生まれ。2014年9月慶應義塾大学総合政策学部卒業

和食料理店での料理人修行、大手飲食企業で店舗運営の経験を経て、2015年7月山梨県富士吉田市に移住し、レストランの立ち上げなどを行う。同年12月に株式会社コークッキングを創業。料理を通じたチームビルディングワークショップ等を、主に法人向けに展開。2016年5月よりスローフードの活動に参画し、Slow Food Youth Network Tokyo代表を経て、2019年4月には一般社団法人日本スローフード協会理事就任。現在は食の未来を切り開くべく、フードシェアリングサービス「TABETE」の事業化に取り組む。

 

宮林茂幸(東京農業大学地域環境科学部地域創生科学科 教授)
1953年長野県生まれ。2012年3月まで東京農業大学地域環境科学部学部長を歴任。地域政策学、山村経済学、森林政策学、林業経済学、森林環境経済学、山村と都市交流論、山村コミュニティ論などを専門とする。美しい森林づくり全国推進会議事務局長、環境教育推進専門委員、地球温暖化防止推進委員などをはじめ、東京都森林審議会委員、神奈川県森林審議会委員、埼玉県土地政策審議会委員、東京農業大学農山村村支援センター代表、多摩川源流大学運営委員長などを務める。主な活動学会は、日本森林学会、林業経済学会、日本野外教育学会、野外文化教育学会、民俗学会、地域総合農学会など。

(宮林先生からのコメント)

フードロス問題は、私達のライフスタイルの変化が要因の1つに挙げられます。日本の山間部には、今でも暮らしの知恵や技術が残っている地域もありますが、技術の進化により急速に失われつつあります。 奥山、里山と言われる厳しい自然とともに生活してきた人々の暮らしを知り、現代日本にも取り入れることができる知恵や文化を継承していきましょう。

 

(学べるポイント!)

・奥山、里山など日本の山間部の文化と暮らし
・日本の循環型のライフスタイル
・これからの日本が継承していくべきもの

 

2019-05-14