2019年2回目のフードロスの学校は、「自治体、事業者、消費者のためのフードロスマネジメント」と題して、法政大学人間環境学部教授の金藤正直先生にお話しいただきました。

 

 

平井的考え方のコツ

 

はじめに、平井巧校長(honshoku)から、フードロスの学校についてのおさらい。飲食店に関わった時にフードロスを生み出していた経験と、自炊する時に食べ物を捨てるのに感じる「もやもや」がフードロスに関わるようになったきっかけなんだそう。

 

といっても、先人が良かれと思ってやっていたことを、頭ごなしに「まちがっている」と叩くのはちがうのではないでしょうか、と校長は語ります。価値観や社会が変化したので「良かれとされること」が変わってきたのでしょう。とすれば、それを解決する1つだけの正解はありません。フードロスの学校はいろんな専門家の話を聞いて、自分なりの価値観をつくっていく場なんですね。

 

 

考え方のコツ

 

今日のおやつ

 

規格外品や生産余剰品を消費者につなぐ「ロスゼロプロジェクト」の豆菓子(冨士屋製菓本舗製造)。企業は廃棄コストを売り上げにでき、消費者はすこしお安く買えます。また、売り上げの一部は途上国へ寄付されます。

 

ロスゼロプロジェクトについてはこちらをご覧ください。

 

 

当事者意識への意識

 

会計学が専門の金藤先生。フードロスについても削減方法だけを考えるのではなく、事業者、自治体、消費者の各主体にとって、何につながるのか、どんなプラスの効果がもたらされるのかを考えるのが大事とお話しされます。

 

「正しい」だけでは、企業も人も動きません。それをすると何がいいのか、を明確にし、どう動くのかを考えていくことが必要なんですね。また、戦略的に考えていくことも経営的には重要な行動です。

 

 

SDGsとBSC

 

今後、すべての企業に求められていく国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」。つくる責任、つかう責任としてフードロスに言及があることが紹介されました。それを踏まえつつ経営マネジメントシステムであるバランススコアカード(BSC)をグループワークでやってみます。

 

BSCの優れた点はリーダーだけでなく個人にも、ビジョンと戦略を浸透させ、組織全員のチームワークを強化し、果敢にチャレンジしていくようになることだそう。つまり当事者意識を向上させることになるんですね。

 

 

グループワーク

 

10グループにわかれて、まずは自己紹介。その後、主体を決め、ビジョンと戦略を考えていきます。BSCのマップに沿って、視点を変えながら考えていくと、いろいろな案がでてきます。

 

豆菓子もつまみますよ。

 

 

ワークショップは盛り上がって、話し合いは10分延長に!

 

 

話し合った内容はみんなにシェアします。今回は時間の都合で、3班のみ。

 

 

最初の班の発表者は高校生!企業主体のビジョンと戦略を立派に発表していただきました。2班目は消費者主体。ゴミを減らすという話が地域コミュニティを知るという話につながりました。3班目は外食産業主体。あえてメニュー数を減らす行為が顧客満足度の向上につながるという発表でした。

 

発表終了後もみなさん、いろいろなお話が盛り上がり、会場の電気を消したのは終了時刻から2時間後。ここから新たなプロジェクトが始まるかもしれませんね。

 


フードロスの学校第3回は9月7日(日)開講!現在、申し込み受付中です。

 

次回は法政大学の網野禎昭教授に「木材やエネルギーから循環とは何かを考える」をお話しいただきます。「フードロスと木材って何の繋がりがあるの?」と思ったあなた!目から鱗のフードロス論をおたのしみに。

 

くわしくはこちらをご覧ください。

 

2019-08-01